「会社(組織)で働きたくない!でもどうすれば…」と思って、「もう内向型は組織で働かなくてもいい」を読んだら、「自分の特性を知った上で、副業→フリーランスにシフトチェンジする!」という具体的な目標が立てることができました。
こんにちは!レモンです。
私は、「“本”という道具を使って、”心”を耕す」をコンセプトに、
仕事や日常・育児で思い浮かんだ様々な疑問や問い・悩みについて、読書をしながら解決策を探ったり、考えを深めていこうとしている、2児のワーママです。
私の読書のプロセスは、以下のようにしています。
- 「問い」や「悩み」が思い浮かぶ。
- 表紙や目次をよく見て、「答え」が得られそうな本を選ぶ。
- 一旦読む前に、「仮の答え」を予想する。
- 読書する。
- 実際に読書後に得た「答え」を書く。
- 「仮の答え」と「答え」を比べて、新たにどんな視点や気づきが得られたか、を振り返る。
ちなみに、この読書プロセスは以下の本を参考にしています。
なぜこのプロセスで読書をしているか、どんな良いことがあるのか、については
この書籍についての記事もありますので、良ければこちらもご覧ください。
では、いってみましょう!
問い:「会社(組織)で働くのがストレスだけど、どうにかならないか。」
昔からなんですが、どうも、「集団で一つのことを成し遂げる。」みたいなことが苦手でした。
ただ、全く社交的ではないかというと、そうではなく、
学校でも友達はいたし、どちらかというと声も大きくてバカ騒ぎもするし、行動力あるねと言われることも。
でも、球技は苦手。クラスで文化祭の出し物決めるのも苦手。運動会なんか全然楽しくないんだが、といった感じ。
なので、大人になってからも、大抵の人とは雑談ならできるんですが、会議とか、プロジェクトの中身を詰める打ち合わせとかが、非常に苦手で・・・。
自分の意見の出し方とか、話すタイミングとか、あとみんなが話していることへの情報処理とか、瞬発力がないんです。
後で持ち帰って、じっくり考えて、あぁこうだよな、じゃぁこうしたらいいよな、となるタイプ。
なので、取引先との打ち合わせに出向いたときの、自分の仕事の出来なさに、いつもダメージを負う日々…
また、社内会議でも、意見を出したくても出せなかったり、出したとしてもめっちゃ否定されて、さらにもう言いたくないわとなったり…
(しかも、結局私が言った意見に収束していったときは、もう最初のあれなんやったん。泣 となります。)
プロジェクト達成よりも、そっちの対人関係とかの方に気が行ってしまって、本来の目的を見失うのです。
そんな中、颯爽と自分の意見を述べて、どんどん仕事を進めていく先輩や同僚を見ては、
「私ってダメな人間なのかな~、内向的だよな~、社会不適合者なのかな~。」
という気持ちになり、
「どうしたらいいんだろ、もう仕事辞めたい、でも家族もいるし働かなければ~」
と思っている日々でした。
そんな大ダメージを受けた打ち合わせ後に、心の傷を癒したくて、ネットで「内向型 書籍」と検索すると、この書籍のタイトルに目がいきました。
これから読む本:「もう内向型は組織で働かなくてもいい」
書名:もう内向型は組織で働かなくてもいい
著者:堤ゆかり
発行社:世界文化社
発行日:2020年3月10日
「そういう考え方で、自分で仕事をするという選択肢を取ってもいいんだ!」
というのも、ちょうど子供や私自身の体調が優れないことが多くなったこともあって、会社と話して時短勤務をし始めた時期で、
収入減ったから何か副業でお小遣い稼ぎ出来たらな~でも自分には無理かな~と考えていた矢先でした。
また、昔から何かしら自分自身で仕事がしたいな~というのは、漠然と考えていたんですが、
上記の通り、自分は社会不適合者だと思っていたので、そんな大層なことは自分には無理だ、大人しく会社に雇われてお給料をいただこう、と思い生きてきたのでした。
このタイトルは、言わば目から鱗!
仮の答え:「組織で働かないと言う選択肢!人と直接関わり合わなくても、成り立つ仕事はある!それを選べばよい。」
今回の読書前の「仮の答え」は、
「組織で働かないと言う選択肢!人と直接関わり合わなくても、成り立つ仕事はある!それを選べばよい。」
としました。
ブログを書いてアフィリエイトしたり、そういったことかな??
自分のやりたいことを事業としてお客様に提供する、ということも、内向的な人間のやり方があるんだろうか?
苦手な会議に参加しなくても、仕事の目的ややりたいことが達成出来たらすごく嬉しい…
でも、結局お客さんとの、人と人との関係だからコミュ力不足な私にはできないのでは…
と半信半疑。笑
では、読んでいきましょう!
(以下は、私なりに簡単にまとめたものなので、ぜひ実際に本を手に取って著者の言葉で感じ取っていただきたいです!)
読書:「もう内向型は組織で働かなくてもいい」
そもそも内向型って?
書籍の中では、以下のように書かれてあります。
“内向型は自分の内側(感覚や感情・思考など)に興味のベクトルが向かいやすく、外向型は自分の外側で起きている出来事や他人に興味のベクトルが向かいやすい。”
(出典:堤ゆかり「もう内向型は組織で働かなくてもいい」)
はい、内向型は私です。笑
そうなんです、サービス精神が少なく、そこがまた商いを自分でするには足りない部分だなぁとも思っていたんですが、改めて、興味が外に向かわず自分の内面に向かいがちなんだろうなと。
「こんなこと言ったら、変に思われないかなぁ。」
「私がここで言うことではないよなぁ。」
って思ってしまうんですよね。
はぁ、やっぱり私って内向的なんだ、ダメだ…
と思っていたのですが、著者は以下のようにも言っています。
“だからといって私は、内向型はコミュニケーション能力が低いとは考えていません。”
(出典:堤ゆかり「もう内向型は組織で働かなくてもいい」)
お!?
でもそうなのよ、条件そろえば人とのコミュニケーションを楽しめたりするのよ!と。
どうやら、
一口に内向型でも、様々なタイプがあり、まずはその特性を知ろうよ!
外向型の方が優秀という思い込みはやめよう!
と言っています。
これって、内向型・外向型に関係なく、
「自分と向きあい、特性を知った上で、自分に合った働き方を決めればいいのでは?」ということを言っているんだろうなと。
ちなみに、書籍内にはチェックシートを用いて、自分がどのタイプの内向型なのかを知ることができます。
私はBの「ひとり時間が元気の源。」
ほんとそれー!笑
ちょっと待って、確かに今までできてきた人付き合いでさえも、最近しんどくなっていたのは、子育てなどで自分時間がなくなってきたからか!そういうことか!と妙に納得しました。
会社(組織)は、外向型が評価されやすい。よって、内向型は組織に合わない場合が多い。
著者は、以下のように言っています。
“外向性を求める会社では、内向型が不得意とする要素が評価基準となるケースが多く、「外交的でない自分はダメだ」と劣等感を持ってしまうのも、無理はありません。”
(出典:堤ゆかり「もう内向型は組織で働かなくてもいい」)
この言葉を目にしたときに、すごく心が軽くなり、救われる思いでした。
そうか、自分ができない人間、ダメな人間、というわけではなく、
自分の特性が、たまたまこの環境(組織に属するということ)に合っていないだけなんだ、と。
自分の特性をきちんと理解し、それが発揮できるような場所に身を置けば、自分自身で仕事をしていく、ということもできるのかもしれない!
何だか、一筋の希望が見えた気がしました。
じゃあ、組織以外で働くってどうしたらいいの?
書籍内ではまず
- 転職
- フリーランス
- 副業
の3つについて、自分の働き方について見直してみるワークを用意してくれています。
これにより、感情的に考えず、冷静に客観的に考えていくサポートをしてくれます。
私の場合は、現在の自分に合っているな~となった働き方は、
結局のところ「副業」でした。
そもそも、今の会社は、自分のやりたいこと関連の会社ではあるのですが、所属している部署が裏方役なので、直接的にやりたいことができていません…なので、自己実現のためにも、転職を考えたりもしていたのです。
ただ、子育て中ということもあって、打ち合わせなどが比較的少なく、割と自分のペースで仕事を進めていけることができる部署というのもあって、中々踏み出せず…
そんな中、以下の通り整理。
メリット | デメリット | |
転職 | ・自分のやりたいことができるかもしれない。 | ・激務になって今のちょうどいいワークバランスが崩れるかもしれない。 ・次の人を見つけて引継ぐのが大変。 ・自分の不得意な「外向性」を求められるかもしれない。 |
フリーランス | ・自分の「内向型」に合った働き方ができそう。→これが理想! | ・収入が不安定。 ・経験・知識・スキルが足りない。 |
副業 | ・ある程度の収入は得られる。 ・自分の経験値・スキルアップができる。 ・フリーランスになる下準備となる。 | ・作業時間を取ることが難しい。 |
これにより、一番理想的なのは「フリーランス」ですが、今の私には「副業」が、現実的で最良だとなりました。
そして著者も、まず手始めにやるなら「副業がおすすめ」とも。
もちろん、人によってはすぐに仕事を辞めてフリーランスでやっていく手もありますが、
“限られた時間のなかでがんばれない人は、会社を辞めて自由な時間が増えたとしても結果は出せない。”
(出典:堤ゆかり「もう内向型は組織で働かなくてもいい」)
めちゃくちゃ心に刺さりました。笑
自己管理・時間管理が出来なければ、自分で仕事をしていくなんて無理だ。
でも、内向型な特性上、意外にこの時間を作ってコツコツやっていくというのは、合っていそうな気もするので、
やはり、内向型の人には「副業」っていいのかもしれない、とも思います。
内向型かどうか含め、自分の「特性」や「強み」を知ることが大事。
次は、実際にどんな副業がいいか考えていきたいところですが、
自分に合った働き方を考えるためには、まず自分が内向型であることを含め、自分のことをよく知っておかなければならないです。
そこで、筆者は自分の「強み」を以下の通りとし、働き方を考える上での材料となるよう、ワークを用意しています。
“強みとは「生まれ持った気質によるもの」と「経験で培われた後天的な能力」の2種類があると私は考えています。”
(出典:堤ゆかり「もう内向型は組織で働かなくてもいい」)
「生まれ持った気質によるもの」というのは、この書籍内では主に「どんな内向型なのか」ということ。
そして、「経験で培われた後天的な能力」というのは、実際にワークを通していくことで、自分では今まで気が付いてこなかった、意外な経験値=武器に気づかされます。
例えば、私の場合何気ない学生時代のアルバイトでの経験でも、
「そういえばあそこで初めてお札の数え方覚えたなぁ。」
「あそこでクレームを受けて対応した経験って今の自分の人当たりのいい対応に繋がってるかも」
などがありました。
じゃぁ、副業ってどんなものがある?
以下のように大きく2つに分けています。
“個人で始める場合、
①企業や個人事業主などのクライアントから、仕事を請け負う
②オリジナルのサービスや商品を自分で考え、提案・集客する
という大きくふたつのパターンがあります。”
(出典:堤ゆかり「もう内向型は組織で働かなくてもいい」)
そして、①が最初はやりやすいよ、とも教えてくれています。
え?初心者がすぐに企業や個人事業主から仕事をもらうって、難しくないの?どうしたらいいの?
と思ったのですが、その理由は、以下。
“集客サイトやクラウドソーシングサービスを上手に活用することで、初心者でも仕事を受注することが可能だからです。”
(出典:堤ゆかり「もう内向型は組織で働かなくてもいい」)
集客サイト?クラウドソーシングサービス?何それおいしいの?
状態です。笑
この本を読むまでは、こんなものがあることすら知らなかった私…
ギリギリ、「ココナラ」なら聞いたことはありましたが、私とは程遠い存在だと思っていました。
視野が広がります。
また、①だと、内向型からすると、初めから人との対話や、やり取りが求められるので、自分の特性に合ったコミュニケーションの取り方がポイントかな、とも思いますが、
この集客サイトやクラウドソーシングサービスからの受注なら、それもクリアできそうな予感です。(実際まだやってみたことないですが汗。)
例えば、メールやスラックなど、テキストだけでやり取りする、など…
今の私の会社での仕事だとそれだけでは考えられないけど、逆に外注先によっては、メールだけで済ませてることも結構あることに気が付きました。
うん、何だかいける気がする・・・!
※ちなみに、②は、恐らく内向型という特性にかなりあったものだろうと思います!集客もSNSとか活用すれば、直接人と会わずに済むし…。
ただ、安定するまでには、時間がかかりそうだなとも思ったのと、私の場合は、自分のやりたいこと自体が①の要素が強いので、まずは①から初めて行こうかなと思います。
具体的にどんな副業がいいか、考える。
筆者は以下のような5ステップを用意してくれています。
“次のステップ1からステップ5を通し、「好きなこと」「役に立てること」「求められること」のすべてが重なり、内向型の強みを発揮できる仕事を探してみましょう。
ステップ1 好きなこと(やってみたいこと)を考える
ステップ2 役に立てること・求められることを探す
ステップ3 内向型の強みを活かしてお試し体験する
ステップ4 振り返る
ステップ5 今後の計画を立てる”
(出典:堤ゆかり「もう内向型は組織で働かなくてもいい」)
これから各ステップにも、ワークがあります。この中でも、
- 「ステップ1 好きなこと(やってみたいこと)を考える」
- 「ステップ2 役に立てること・求められることを探す」
については、内向型の皆さんは特にその特性ゆえ(笑)、今まで自己啓発本や自己分析などやったことあればすぐ取り組めるかもしれません。
私自身、結構すらすら書けました。
そして、ステップ2については、自分の「強み」を意識して書けば、思いもよらぬ役立てることが思いつき、非常に有益でした。
これにより、考えつく副業の幅が広がります!
そして、今の私にとっては、
ステップ3 内向型の強みを活かしてお試し体験する
が特に重要だと思いました。
これこそ、集客サイトやクラウドソーシングサービスを利用して、ちょっと試しにやってみる、行動してみる、をやってみようということだそうです。
ひとまず、今の私は、このステップ3を実際にやってみて、副業への道を探ってみようと思い至りました。
そして、これらを続けてみたり、派生してみたりすることで、後々はフリーランスに繋げていくことを目標にしようと思います。
具体的なゴールを決めたりするのは、また別の機会に…。
ただし、組織の中にいても内向型を生かす働き方があることも忘れずに。
加えて、以下の筆者の言葉も、非常に印象深かったです。
“その仕事が好きで、自分の強みも活かせ、情熱をもって取り組めるのであれば、どんな仕事だって適職になり得る。”
(出典:堤ゆかり「もう内向型は組織で働かなくてもいい」)
結局は、この言葉に尽きるのかもしれません。
内向型だろうが、外向型だろうが、まずは、「自分の特性を知った上で強みを生かす」という姿勢が、大事なんだろうなと。
恐らく、副業を始めていくと、会社(組織)での仕事へのモチベーションって低くなる気もするんですが、
これを意識することで、もしかしたら組織内での働き方にも良い影響があるかもしれませんよね。
【まとめ】答え:まずは自分の特性や強みを知ることが大事。その上で「副業」を模索して、「フリーランス」へシフトチェンジする!
改めて、
問い:「会社(組織)で働くのがストレスだけど、どうにかならないか。」
に対して
仮の答え:「組織で働かないと言う選択肢!人と直接関わり合わなくても、成り立つ仕事はある!それを選べばよい。」
としていたのですが、
答え:まずは自分の特性や強みを知ることが大事。その上で「副業」を模索して、「フリーランス」へシフトチェンジする!
となりました。
このギャップでわかる、今回私が得られた視点は
- 組織内で働こうが副業やフリーランスで働こうが、「自分の特性や強みを知る」ということが大事!
- もう嫌すぎて即会社辞めたい笑 となっていたが、ワークなどを通して自分のことや働き方を見つめなおし、冷静に客観的に考えることが大事。
- 漠然とした組織外での働き方のイメージが「「副業」を模索し「フリーランス」に移行する」という具体的な道筋を立てることができた。
おまけ:「居心地の良くないところこそ、成長できる」という考え方も。
これも考え方なんですが、
自分の成長って、やはり困難の中で培われていくものだとも思うんですよね。
結局、組織でない副業やフリーランスを選択するにしても、この「居心地よくないところ」で過ごした経験、そしてそれをどう乗り越えようとしたか、が生きてくるんでしょうね。
あなたのその辛かった経験を、ネタにしてやっていきましょうよ!と。
そういえば、「お笑い芸人さんは、借金をしたとかどんなに辛い経験があっても「これネタになるやん!」と思えるから鬱の人が少ない」って話してる人をテレビで見たことがあります。
そんな感じで、今会社で働いている人やそうでない人も、「辛い・困った経験→仕事に変える」って視点があれば、少し前向きに過ごしていけないだろうか?と考えたりもしました。
おしまい。ちゃんちゃん。